ヴァイオリンとピアノのデュオリサイタル、終演いたしました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
まず快くこの場を設けてくださり、貴重なアンティーク楽器を演奏する機会をくださったオーナーの松野さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
松野さんが私たち以上に強い気持ちでコンサート作りをしてくださったことが本当に嬉しかったです。
このプレイエルサロンでは、音がたっぷりと堪能できる空間で一緒に音楽作りをできる、大変幸せな機会で、勉強になりました。
以前からヴァイオリンの西村恵実さんの音が大好きで、演奏中もその素敵な音に何度も助けられました。
そんな西村さんには、来月のもちだピアノ教室の発表会にもゲストとして演奏していただきます♪
今回のプログラムから抜粋と、新たな曲も追加して、ミニコンサートとして生徒さんの前で披露します。
私たちの演奏を聴いて少しでも「音楽っていいな」「もっと上手に演奏できるようになりたいな」と思ってもらえるように、あと1ヶ月頑張ってまいります!
プレイエルってなあに?
プレイエルピアノとは、ショパンが所有していた少し昔の楽器です。
今回のサロンにあるプレイエルは、1911年にフランス・パリでつくられた楽器でした。
偶然、西村さんのヴァイオリンも同じ時期にフランスで作られたもので、この2つの楽器の相性が抜群でした♪
後半がフランスの作曲家を集めたプログラムだったのですが、そのフォーレやサン=サーンスたちが実際に生きていた時代と国の楽器で音楽を届けられたことが本当に幸せでした。
少しでもその時代にタイムスリップしたような感覚を味わってもらえるよう、大切に演奏いたしました。
プレイエルをつかっての演奏会は初めてでしたが、楽器の音色が大変あたたかく、「人の声や歌に聴こえる楽器」だと感じています。私がどう演奏したいか、このメロディをどう歌いたいかなど、伝えれば伝えるほど丁寧に応えてくれる、素晴らしい楽器でした。
人と楽器ですが、まさに会話をしているような、不思議な感覚です。
本番でのアクシデント
ですが、、、情けないことに体調を崩してしまい、悔いの残る演奏になってしまいました。
私は師匠から「どんな状況でもステージに立つ上では気持ちで負けてはいけない」と教わっていたのですが、未熟な演奏だったかと思います…。
今までの音楽人生、一度も本番で体調を崩すことがなく、これからも無縁だと思っていたので困惑しましたが、みなさまに開演ギリギリまでサポートいただき、なんとか2公演を終えることができました。
昼の部では想いを伝え切ることができず悔しい思いをしたのですが、お客様からとてもあたたかいお言葉をかけていただき、夜の部の支えになりました😭
周りの方に本当に恵まれていて、人の優しさやあたたかさを実感しました。
少しでもこの方々に恩返しする演奏をしたい!ということで、夜の部で弾き切ることができました。
ですが、その状態でこのプログラムを2回弾き切ったこと、自信につながりました。
今はもう熱は下がり、本番翌日の今日、体験レッスンを3件行いました(笑)
そしてその場でご入会していただき、4月からがとても楽しみです♪
健康な状態で音楽に携われること、あらためて感謝してまいりたいです。
素敵な写真
このコンサートでは、桐朋学園大学の同期で大切な友人、岩渕知央さんにお手伝いをしていただきました。
受付から譜めくり、カメラ撮影まで、色々と助けてくれました。
彼女の写真は本当に素晴らしく、いつもお願いしています。実はこのホームページの写真も全て岩渕さんの写真なんです🤩千葉から鴻巣まで来ていただき、ステキな写真を撮っていただきました。
HPを開設してから生徒さんが増え、にぎやかな教室になったのは岩渕さんのおかげといっても過言ではありません!
このブログにも載せていますので、ぜひご覧ください♪
まとめ
色々ありましたが、この本番で得たものが大きく、今までで1番幸せで、悔しく、勉強になった演奏会でした!
先生になってもまだまだ学びが沢山!!
この想いをこれからじっくりと生徒さんに伝えていきたいです。
こんな大切な経験をさせていただけたことに、心から感謝です。
この経験を糧に、また 1から緻密に音楽をつくっていき、みなさまに音楽や想いを伝え切れるように…精進いたします!!
本当にありがとうございました。






