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大宮光陵高校の定期演奏会に参加してきました

こんにちは!もちだピアノ教室のブログをご覧いただきありがとうございます。

今日は、12月に参加させていただいた埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科の定期演奏会についてお話ししたいと思います。今年で二回目の参加になりますが、去年に引き続き卒業した母校のイベントに関わることができ、とても感慨深い経験となりました。音楽を学ぶ生徒さんたちと共に過ごしたこの日々について、ぜひ皆さんにも共有させてください。

音楽の魅力が詰まった「合唱・合奏の部」

この定期演奏会は、毎年音楽科の生徒たちが練習の成果を披露する大切な舞台です。その中でも私が参加させていただいたのは、「合唱・合奏の部」です。この部門では、合唱、弦合奏、吹奏楽、そしてオーケストラと、さまざまな形態の演奏が楽しめます。それぞれのアンサンブルが音楽の多様性を感じさせてくれ、生徒たちの努力が一つのハーモニーとなって響き渡る素晴らしい演奏会でした。

特に、切磋琢磨している高校生の演奏には特別なエネルギーを感じます。演奏する側だけでなく、聴く側にも感動を与えてくれる演奏会で、改めて音楽の力を実感しました。

チェンバロで通奏低音を担当

今回私は、弦合奏の中でチェンバロという楽器を担当させていただきました。チェンバロは、主にバロック音楽で使用される楽器で、ピアノよりも前にあった楽器です。今回演奏した曲は、J.S.バッハの「ブランデンブルク協奏曲第4番」です。バロック時代の代表的な協奏曲の一つで、美しい旋律が特徴の作品です。2本のリコーダーとヴァイオリンがソロを担当しますが、この演奏会ではリコーダーではなくフルートで演奏しました。

チェンバロでは通奏低音を担当しました。通奏低音は、音楽の土台を支える重要な役割を果たします。メロディやハーモニーを補完しながら、他の楽器とともに一体感を生み出す演奏が求められました。

高校生との共演が生んだ感動

母校の音楽科で学ぶ高校生たちとの共演は、私にとって非常に貴重な体験でした。リハーサルの段階から、彼らの成長を間近で感じることができました。一つの作品を仕上げるために真剣に取り組む姿勢や音楽に向き合う純粋な気持ちは、私自身にも良い刺激を与えてくれました。また、この演奏会にチェンバロとして参加させていただくのは二回目でしたが、去年の生徒さんたちが最高学年となり演奏や音楽科を引っぱる姿にも、とても感動しました。

本番は地元鴻巣市にある「クレアこうのす大ホール」で行われました。このホールは、音響が素晴らしく、演奏者にとっても観客にとっても音楽を最大限楽しめる空間です。広々としたステージで演奏する喜びと、会場を包む観客の温かい拍手が印象に残っています。

ピアノ教室の生徒さんにも伝えたい「チェンバロ」の魅力

ピアノ教室の生徒さんたちには、普段触れることの少ないチェンバロという楽器を知ってもらえたらと思います。チェンバロは、ピアノと似た鍵盤楽器ですが、構造や音色が全く異なります。ピアノがハンマーで弦を叩いて音を出すのに対し、チェンバロは弦をはじいて音を出します。そのため、ピアノとはまた違った繊細な楽器からなる音色が特徴です。

今回の演奏を通じて、チェンバロを実際に弦合奏と一緒に演奏し、その魅力を改めて感じました。ピアノだけでなく、様々な楽器の歴史や音色に触れることで、音楽の奥深さを知ることができます。生徒さんにも、ピアノを学ぶ中でこうした知識や興味を広げる機会になればと願っています。

最後に

今回の定期演奏会に参加し、音楽の楽しさや素晴らしさを再認識するとともに、母校の生徒たちの演奏から多くの刺激を受けました。この経験を、日々の指導やレッスンに活かしていきたいと思います。

これからも音楽を通じて、新たな発見や感動を共有していけたら嬉しいです。生徒の皆さんや保護者の方々も、もし機会があればチェンバロや他の楽器の演奏を聴きに行ってみてください!音楽の新しい一面を知る良いきっかけになると思います。

最後になりますが、今年もありがとうございました。ホームページを開設してから3ヶ月弱が経ち、新たな生徒さんとの素敵なご縁をいただくことができました。これまで通ってくださっている生徒さんたちと、新しく仲間に加わってくださった生徒さんたちが一緒になり、教室がさらに活気にあふれ、とても楽しい時間を過ごしています。改めて、皆さんとの出会いに心から感謝しております。これからも音楽を通じて、笑顔あふれる教室を目指してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

また来年も、引き続き、もちだピアノ教室をよろしくお願いいたします。

去年の定期演奏会で、チェンバロを調律している様子です(笑)